水を飲みに外に行くと、
「奏斗くんっっー!!」
「奏斗くんかっこいぃ!がんばってぇ!」
女の子たちの黄色い声援。
「奏斗くん?」
見てみると、
奏斗くんがちょうどゴールしたところだった。
「かっこいい!こっち向いてー!」
「奏斗っーーっ!」
す、すごい!かっこいい〜!
サッカーってあんまり好きじゃないけど、
奏斗くんのボールをける姿を見て面白そうだなって思った。
あと、ちょっとだけ…。
かっこいいなって思った。
「「あざしたっ!」」
男子のサッカーが終わって、勝ったのは奏斗くんたちのクラス。
奏斗くんにおめでとうって言いたいけど〜
そう思ってぴょんぴょん飛びながら見てると
「あれ?桃音ちゃん?」
そこにいたのは蒼くんだった。
「蒼くん!サッカー見てたよー!おめでとう!!」
蒼くんは転校してきて奏斗くんと同じクラスになった。
さっきの試合も蒼くん何回もシュートしていた。
「ありがとなー!桃音ちゃんは試合「桃音〜!2戦目始まるから!!」」
蒼くんの言葉の途中ですみれが呼びに来てくれた。
「え?ごめんっ!蒼くんごめんね?行かないと…」
「いいよいいよ!頑張ってこい!」
「うん!ありがとう!」
蒼くんとわかれて、急いで体育館に戻った。
