「こーとーのぉぉ!」
「どしたの!?なんか死にかけのおばーちゃんみたいな顔してるけど」
昨日の夜から無性に奏斗くんのおでこのキスにドキドキしっぱなしで、
朝からも奏斗くんを見るといちいちドキドキしちゃって。
気づいたらもう学校だった。
「ふーん。なるほどね」
琴乃に今までのことを全部話した。
「奏斗くんまさか、もう桃音に告白してたなんて。」
「う、うん//」
な、なんか照れちゃう。
「なー!桃音顔真っ赤!それってもう答え出てるじゃん!」
「へ?答えでてる?」
「そこまで奏斗くんのこと頭から離れないんでしょ?もう好きってことじゃない!」
ふぇぇ!?
「な、ないよ!!私、友達として奏斗くんは大好きだけど…。恋愛感情はまだ分からないし。」
「んー。まぁ、すぐに分かるよ!ほら!そろそろ始まるし、行こ!」
うーん。確かにそうかも!
「行こう!」
とりあえず今は球技大会っ!
絶対に勝つぞ!
私たちは体育館に向かった。