家に着いた私たちは、テスト勉強を一緒にしようということになった。
そして今はリビングでお勉強中。
「奏斗くんって得意な教科とかある?」
「俺は、英語が得意だな。桃音は?」
「私は数学っ!」
「俺嫌い」
「なんで!?答えひとつしかないところとか最高だよ?」
「天才の価値観はちげーんだよ」
「天才は自分で天才なんて言いません〜」
なんてくだらない話をしながら、課題を全部終わらせた。
わからないところは、悔しいけど奏斗くんに聞いた。
すっごくわかり易かった。
「奏斗くん、ありがとう!」
「ん。てか、夜ご飯どうしようか。もう7時回ってるんだけど」
え?!もうそんな時間っ!?
「時間も時間だし…あっ!」
いい事考えた!
「ちょっとまってて!簡単におにぎりでも作ってくるから!」
「ご飯たいてねーけど」
ふふふ!この世の中には便利なものがあるじゃないか!
「じゃじゃーん!その名も、「白米のレンジくん」でーす!」
「あー、冷凍ご飯か。」
「違うの!「白米のレンジくん」!」
バッケージがなんとも可愛い…!
レンジでチンっとご飯をあたためて、
卵ふりかけのおにぎりを作った。
