私、小野寺 桃音はピンチです。
本日、帰りのホームルームなうの私。
「お前ら、わかってると思うけど…今日でテスト一週間前だぞ!あと、明日球技大会だぞ!」
先生!明日の球技大会が存在消えてます!
そう!私は最近色んなことがありすぎたせいでテスト&球技大会を忘れていたのです。
ホームルームが終わって、
「琴乃〜!」
「明日球技大会ね!頑張らないとっ!」
「球技大会とかどーでもいいのっ!そのつぎ!テストだよ!?」
「桃音いつもベスト2位じゃない。」
「テスト勉強してないからそれも危ういんだよー!」
「桃音なら大丈夫よ。ほら、あそこ。奏斗くんが待ってる」
「そんなこと言うなら、隣の蒼くん琴乃のこと待ってるよ?」
さっき蒼くんになんで転校したの?って聞いたらさらっと
「琴乃がいるから」
って言うだもん!ベタ惚れだよ!
「ほっとけばいーのよ!」
「素直になりなさいっ!」
琴乃と話しながら、奏斗くん蒼くんと合流。
下駄箱まで4人でいったあと、
奏斗くんとかえることに。
靴を履き替えてると、
「桃音!」
あ、華ちゃん、椛ちゃん。
「どうしたの?」
「今までごめん。これから、よろしく」
華ちゃんがそっぽ向きながら早口でそう言った。
「琴乃も、今までごめん」
「そんなの、気にしなくていいから!明日の球技大会勝つぞ!」
「琴乃の言う通り!1位とるぞー!AチームBチーム両方優勝しよう!」
「あほね、優勝は1チームしかできないでしょ。てことは、琴乃だけ敵ね」
「相手がその3人でも容赦ないから」
「琴乃ちゃんまじ怖いよ?」
4人でそんな話をしてたら、奏斗くんたちがきた。
「じゃ、ばいばい〜!」
琴乃、蒼くんと、華ちゃん椛ちゃんとわかれて、今は奏斗くんと二人。
「なぁ、桃音、覚えてる?」
「ん?なんの話?」
「テスト、勝負の話。」
あー確かそんな話してたよーな。
色々ありすぎて忘れてた。
「1位ってほんとなの?」
「ほんと」
「まぁ私が勝つけど」
「負ける負ける」
さっきから〜っ!
「あ!そう言えば明日の球技大会、うちらのクラスが勝つからね!」
「女子は知らねーが男子は結構つえーぞ?」
「私も男子知らないけど、女子強い!」
「俺ら異性のこと知らなすぎだろ」
「興味ないもんね?」
「まーな」
他にも、今日の夜ご飯のこと、蒼くんと琴乃の話などいろんな話をした。
