ー蒼sideー






無事に桃音ちゃんと仲直りできた琴乃は、今までで1番の笑顔だった。









琴乃には笑顔がほんとに似合う。








時計は9時を回ってそろそろ帰る時間。









琴乃は今日は泊まるらしい。昨日は結局あれから家に帰ってしまった。








お互いに一人暮らしの俺らは泊まりあったりはよくある。







さっき、桃音ちゃんの家で、








「今日はどこまで耐えれるかな?琴乃ちゃんっ♪」






って言ったら案の定、真っ赤。








今日はどう頂こうかな〜








そんな事考えながら歩くと家に着いた。








「おじゃま、します。」








何度も家に来てるくせに初めは緊張してる琴乃。








またそんなとこが可愛い。








いじめたくなっちゃうくらいに。









「なー、琴乃ー。」








呼んだ瞬間、琴乃の肩がびくってなった。








いつもはふざけて言っても琴乃はどこから出したかわからないハリセンで叩こうとしてくる。








でも俺のSスイッチが入ったらもう勝てないことは思い知ったらしい。









「なんで無視すんの?こっちこいよ」








すると、琴乃は下を向きながらちょこちょこ歩いて俺の隣にきた。







座るとこはそこじゃねーだろ?







俺は琴乃を引っ張り寄せて膝の上に移動させた。








「今日は、良かったな。よく頑張ったよ琴乃は。」







「桃音と、仲直りできた。夢じゃない…」







嬉しそうな顔で言う琴乃。







桃音ちゃんに妬いてしまう。







まぁそれだけ大切なんだろうけどな。







「ん。そんな頑張った琴乃さんにご褒美あげたいんだけど〜」







琴乃の顔をこっちに向けて、







そっと唇を重ねた。







そのまま、ベッドに押し倒して、







「今日はどこまで耐える?」






って意地悪で聞いた。







まぁ、俺らまだ最後までしてないけど。







琴乃が自分からしたいって言うまでは待つつもりだし。






まぁ、いじめさせてはもらうけど♪







「わ、わかんない//」







照れてる照れてる。ほんとに可愛い。







琴乃は分かってない。その顔がどれだけ俺を好きにさせているのか。








「夜が楽しみだなー。先風呂いく?それとも。」







「一緒?」







耳元でぼそっと言ってやった。







「さ、先!!」







面白いなぁ琴乃は。








「いっておいで、帰ってきたら覚悟してよ?寝かせねーから」







「ばっかじゃないのっ!」







そう言って琴乃は風呂に行った。