ガチャ





「たっだいま〜!」







琴乃とグラタン作りが終わってちょうど完成した頃、2人が戻ってきた。









「おかえんなさい!」








「ん。ただいま。」








私の顔を見て全て感じ取ったのか、









「頑張ったな。よしよし」







と頭を撫でてくれた。








「お!美味そうっ!さすが、琴乃と桃音ちゃん!」







蒼くんはそう言って琴乃の頬にキス…







するのかと思いきや、琴乃がどこからが取り出したハリセンで







バッチコーン☆







うわ。蒼くんの頭にぴよぴよひよこが…







「ほっといて大丈夫だから。食べよっ!」








琴乃恐るべし。








「おーこわっ。」







奏斗くん、その通りですね汗










4人でグラタンを食べ終えた後、







片付けをして、今はソファーで団らんタイムです。









「そろそろ帰るか?
琴乃、今日どーすんの?」








ニヤッとした顔で蒼くんが琴乃に聞く。









「行く。」









「りょーかい!」








行く?どこに?








「琴乃、どこに行くの?」








私は思ったままを聞いてみた。








「え、桃音ちゃん?俺はね、これから琴乃をお持ち帰りするんだよー」







「テイクアウト?」







「それ以上桃音の耳に入れるな。こいつにはまだはえーよ」







奏斗くん何をおっしゃってるの?







「桃音は、純粋のかっわいいとこが1番の癒しなの!真っ黒にしようとしないでくれる?」








琴乃がそう言う。








いやそれは嬉しいっちゃ嬉しいけど…








「テイクアウトって…「「桃音にはまだはやい。」」」







奏斗くんと琴乃に叱られてしまった。








「桃音ちゃんど純粋なんだね。」








蒼くんまで。








なんの話?









「てか、そろそろ帰らないとやばいよね。」








時計はもう9時を回ってる。








「そろそろ帰るか。琴乃、行くぞ〜」








「あ、待って!」








「ごちそうさま!また来るな!奏斗、桃音ちゃんに手ー出すなよ?」








「お前こそな。」








「残念〜今から琴乃はもう食われるからな?」








そう言うと、琴乃の耳元で何かを言った。







その瞬間、琴乃の顔が真っ赤に。








「ねぇねぇ、奏斗くん。食われるってどうゆうことなのかな?」








美味しくテイクアウト?
(まだ覚えている)








「さーな、なんだろな。」








奏斗くんも分からないのか…。







よし!じゃあ、諦めよ。







「ばいばーい!」







「桃音、ごちそうさま!」








そう言って2人は出てった。







琴乃は、最後に私に







「また明日!」







って言って。