ー奏斗sideー
桃音に勘違いさせてしまった。
どうすれば良かったのか。
追いかけようとしたが鍵をかけられたので
一旦引くことにした。
風呂から出て、これからどうしようかと考える。
確か桃音の部屋と俺の部屋のかぎって一緒だよな。ってことは。
俺は試しに俺の部屋の鍵で開けれるかたしかめてみた。
すると、ガチャっ
あ、開いた!?
まじかよ。。
「入んぞ桃音。」
部屋の電気がついてなくて、桃音が寝てるんだとわかった。
起こすべきか?
でもな、そんなことしたら…
なんて考えていたら、
「…だれ?」
眠そうに目をこする桃音。
起こしちまったか。
「奏斗くん…?か、奏斗くん!?な、なんでいんの。鍵かけたのに。」
「あー、なんか開いた。」
「何しに来たの?私眠たい。」
正直もう少し酷く言われると思った。
消えてとか、嫌いとか。
でも、桃音はそんな悪口は言わずに
眠たいから寝るねとだけ言ってまた寝ようとした。
「まって。」
言わなきゃいけないよな。
ちゃんと今度こそ誤解ないように
ー奏斗sideー 終
