「できたー!!」
サラダの盛り付けとご飯が炊けて、
お皿をテーブルに並べた。
「こっちもできた。」
奏斗くんがお皿を運んできたくれた。
「うわぁぁ!美味しそうっ!」
「幸せそうな顔。まだ食べてねーのに」
そう言って奏斗くんは笑う。
だって美味しそうなんだもん。
「食べよ!」
「ん。いただきます。」
「いただきます!」
ハンバーグ最高だ〜!
私のサラダとご飯も美味しい!
「奏斗くん美味しい?」
「うん。美味しい。」
「作ってよかったね!!」
「ほんとに幸せそうな顔。」
へ?そうかな?
そんなに顔に出やすい?
自分じゃ分からないけど、奏斗くんが言うならそうなんだろう。
「いつもそんな素直でいいんだよ。」
「え?」
「なんでもねーよ。」
奏斗くんは、なんでもないって言ったけどちゃんと聞こえてた。
嬉しくて、つい、
「ふふ、ありがとうね。」
といった。
「なにお礼言ってんの。食うよ。」
奏斗くんはそう言ってハンバーグを食べた。
顔はちょっと赤かった。
