ー奏斗sideー



桃音の声で起きた俺はちょっと面白そうだから寝たフリをした。








そしたら桃音は手を伸ばしてくすぐろうとしてきた。







くすぐりって何歳だ笑








そう思いながらも桃音の片手で抑え、もう片方でぐっと抱き寄せた。







桃音の体はびくっ!ってすごい反応した。






「起きてたの!?」







やばって顔をする桃音。








この顔をいじんのが楽しい。








反抗してくる桃音の脇を面白がってツンってつついてみた。





そしたら、びくってすっごい反応した。







「超敏感じゃん。」







これはいじめがいがある。








そう思ってまた、つんっと脇をつつく。








「にゃっ!?」







無防備だったのか、ふいをつかれた桃音の体がさっきよりも縮こまった。








にゃっって猫か。おもしれー。







そうやってからかってると、桃音の目にちょっと涙がたまる。







そろそろ限界かな?顔やばいくらい赤いし。







そう思って桃音をはなしてやると、






ふん!って怒ったような様子。







「ハンバーグ作るからさ。」






そう俺が言うと、






「じゃあ、許す。」






と、桃音が顔を背けたまま言ってくる。







素直じゃねーやつ。






そう思いながら桃音と下に降りた。





ー奏斗sideー 終