ー奏斗sideー




あいつが俺のことを初子さんから聞いたときいて2人が同じ夢を見ることがあるのかと驚いた。







いや、初子さんが俺たちに逢いに来てくれたのかもしれないが。







「うんっ!」






嬉しそうにおばあちゃんの話をする桃音の顔はほんとにかわいい。







それに、汚れを全く知らないような笑顔を見せるもんだから








少しドキッとしてしまう。







「昼ごはんの時間過ぎてるけど、ご飯どうする?」





話題をとりあえず変えたくて、なんとか出した言葉。







「お腹すいてないから夜ご飯までいらないかな。」






俺もあんまりすいてなかっし夜ご飯までいいか。







「よし、寝るか。」






暇だしな。てことで、






よいしょっと






「うへ!?」






もっとかわいい声出せよ。







まぁそんな桃音が面白いんだけどな。







俺は桃音をベッドに入れて寝た。







案の定真っ赤な顔で反抗してくる桃音。







うるせーなーって思いながら俺は桃音を抱き寄せた。







「な、離して!?」






耳まで真っ赤の桃音。






あー正直やべー。






「桃音、おやすみ。」






「え、ちょい!?」






戸惑う桃音をおいて俺は夢の中に逃げた。








仕方ねーよな、これ以上桃音のことみてたら理性保つの限界なんだし。







俺はそのまま夢へおちた。






ー奏斗sideー 終