「だめだな。」
ひぇぇぇ〜!?
戸惑っていると、
「ぷっ!」
へ?
奏斗くんが笑いながら、
「冗談だよ。間に受けすぎ。」
って言った。
冗談にしては、色気ありすぎだし…
「人のことからかわないでっ!」
本気で焦ったのに。ふんだ!
「悪かったよ。機嫌なおせって。美味しいごはん作るから。」
「ハンバーグだからね。」
「はいはい。お姫様」
そう言って奏斗くんは私の上から降りた。
昨日のこともあったけど、普通に接してくれてる。
て、あ!!!!
そうだった。おばあちゃんが会いに来てくれたおかげで奏斗くんが、
奏ちゃんってことが分かったんだった。
でもおばあちゃんよく覚えてたなぁ。奏斗くん全然昔と違うし…。
(一。一;;)うーん。
どう話を切り出せば…。
「桃音?」
「は、はい!?」
