「か、からかわないでっ!」






「ほんとなんだけど?めっちゃ顔赤い。もしかして、照れてんの?」






ニヤッと笑って奏斗くんが私の顔を見る。







「ばか!違う!ほら、ご飯作るからどいてよ〜!」








誤魔化してはやくこの場を抜け出そうとこころみるが…。








「何逃げようとしてんの?」








と、押し倒されてしまいました…。








ん?押し倒された、だと??








「ちょっと!何すんのよ!!」







私はプチパニック。








「何って、押し倒された?」








「押し倒された?じゃない!はやくどいてっ〜!!」








「じゃあ、照れたこと認めろよ。そしたらどいてやる。」







なんで、そんなの…!?






「いや!!」







「ふーん。もっと、体温あげてやろうか?生意気ちゃん♪」







今絶対に♪ついた!






今日はいちだんと奏斗くんが意地悪っ!








「わ、わかったよ〜。」







「ほら、はやく。」






顔を近づけてくる奏斗くん。







「て、照れました…。」







下を向いてやっと言葉に出した。






そしたら、






「その顔反則…。」








って言って奏斗くんが私を放した。









「は、反則?」







「なんでもねーよ。飯作るぞ。」






なんか顔赤いような…