「桃音。桃音や。」
「え、おばあちゃんっ!?」
な、なんで目の前におばあちゃんがいるの?
幻でも見てるのか…。
「桃音、お前のことずっと上から見ていたんだよ。」
「え、そうなの?」
「辛い思いをさせたね、桃音。あの日からの桃音の頑張り、おばあちゃんずっと見てたんだよ。」
「あの日って…。」
「そう。あの日。桃音、おばあちゃん前に言ったことがあるね。笑うとは何か。」
「うん。楽しい時に自然に出るものだって教えてくれたね。」
「その通り。しかし、桃音が今まで頑張った笑いも笑いなんだよ。」
「え??」
