「おばあちゃん…なんで…。」
病院で見たのは変わり果てたおばあちゃんの姿。
「なんで…なんでよ!!おばあちゃん。ずっと、一緒に…いてくれるって。。」
ガラガラ
居眠り運転をした男の人の家族の人がきた。
「この度はほんとに…」
「おばあちゃんを返して…。」
「おばあちゃんを返してよぉぉ!!」
私のネジは完全に外れて、
ただその家族の人に、
「おばあちゃんを返して」
と泣き叫んだ。
「桃音、今日の学校はどうだったかい?」
「今日も言われちゃった。暗い、きもい、しねって。」
「桃音、あんたは暗くないし、気持ち悪くもない。死んだらおばあちゃん悲しいよ。」
「おばあちゃん、私はダメな子?」
そう聞いた時、おばあちゃんの顔がひどく暗くなったの今でも覚えてる。
「あんたは、私の光だよ。おじいちゃんもそう思ってるさ、」
そう言って笑顔を向けてくれたおばあちゃんはどんな気持ちだったのだろう。
それも聞くことが出来ず、
おばあちゃんは他界した。
