ー桃音sideー
「すみれ!ただいま!」
すみれと話そうとしたけど、
すみれは避けてどっかいってしまった。
北大路さんも目を合わせてくれない。
私やっぱり嫌われてるのかー。
さっきの試合はほんとにいい感じだったのにな。
私琴乃にも、すみれにも北大路さんにも嫌われてほんと何やってんだろ。
その後は何もやる気が出なくて…
バスケも楽しいはずなのにしたくなくなってしまって。
「先生。ちょっと目眩がするので保健室に行ってきます。」
「小野寺さん昨日もしんどかったのよね?大丈夫かしら?保健室行ってらっしゃい。」
「はい。ありがとうございます。」
その時、
「きゃーー!!!」
な、なに!?
「奏斗くぅーん!こっちむいてー!」
「かっこいいー!」
今この黄色い声援は頭に痛い…。
あ、奏斗くん。顔が引きつってる…。
大盛り上がりだもんね。
早く保健室行かないと…。
そう思って歩くとあれ、グラッと体が傾いて
バタンっ!
「小野寺さんっ!?小野寺さん!」
「桃音っ!!」
これは、琴乃…?
嫌ってるんじゃないの?
その時ふわっと体が浮いて、
「ばか。無理しすぎなんだよ。」
この声は、奏斗くん…?
そこで私の意識は途切れた。
