sugar&bitter

「位置について!よーい!」








バン!!










今は借人競走男子の真っ只中。










奏斗どこにいるのかな?










「桃音!あそこ、奏斗くんじゃない?」










琴乃が指さして教えてくれる。










あ!いた!










よーい!ばん!










奏斗がスタートの合図とともに司令の紙を取りに走る。










「お題なんなんだろうね〜」











琴乃と話していると、










「桃音!」











走ってきた奏斗。











「ど、どうしたの!?今競走中じゃ?」











「きて。一緒に」










「へ?」










そう言うと奏斗は私の手を引っ張って走り出す。











「ちょ、え?奏斗?」











そのまま1位でゴール。みんなからはなぜか注目の目が…。











「奏斗、お題なんだったの?」











コソッと私は奏斗に聞く。










「後で教えてあげるよ。それより、次は蒼の番だから」










奏斗がそういうので蒼くんを探そうと並んでる男の子の列を見る。











あ、いた!

よーい、ばん!











蒼くんはスタートとともに司令の髪を取りに行く。










その紙を持ったまま琴乃のところ?










司令は琴乃のことだったんだ!!











そのまま蒼くんは琴乃と1位ゴール!











「桃音いきなり連れてかれるからびっくりしたよ!もー!」










と、琴乃が私たちの列に来て言う。











「ごめんね!借人競走なんだもん。それより、お題なんだったの?」










奏斗にそう聞くと、










「後でまた言うから」










と言われる。










「俺らがいたら言いにくいのかー?」
と蒼くんがいじる。











「そんなんじゃないよ」










奏斗はそう言って、結局最後まで教えてくれなかった。