「奏斗おきて!」 遊園地に行った日から日がどんどんと過ぎ、ついに夏休み最終日になった。 「んん?桃音…あと5分」 そう言って、奏斗は私をベッドに引きずり込もうとする。 「奏斗!起きて!!お母さん達帰ってきちゃうんだから!」 そして今日は私と奏斗のお別れの日でもある。 まずなぜ、私が奏斗と同じ部屋にいるのかと言うと 昨日の夜に遡る。