夢じゃないよね… ジンクスは大成功で、観覧車を降りたあと私たちは夜ご飯を食べて、家に帰った。 お互いにお風呂に入って今は互いの部屋にいる。 「好きって、こんなに甘い…」 好きな人に好きって言われると、嬉しくて… 涙が出てしまう。 「これからもずっと、そばにいてね」 奏斗の部屋に向かってそう呟いて、 私はそっと眠りについた。 それが奏斗に丸聞こえだったことに私は気づかなかった。