「おはよー桃音ちゃん、奏斗」







既に2人が来ていた。







「おはよ!琴乃も蒼くんもはやいね」








「そんなに変わらないよ?ちょっと前に来ただけだから!」







「じゃあ行くか」






私たちは電車に乗る。







「結構混みそうな予感がするねー」







「でも、琴乃のチケットあるおかげで安く入れるし、いいじゃん!」







わたしは琴乃と隣で、蒼くんと奏斗が隣で
向かい合わせに座る。







ガタンゴトンと電車に揺られ、最寄り駅についた。







そこからバスでプール前のバス停まで行き、目的地に到着。







「入場チケット買いに行く人と並ぶ人わけよっか」







蒼くんの意見で、私と奏斗が並び、琴乃と蒼くんがチケットを買いに行く事になった。







「案外、スライダーとか結構あるっぽい」








私は奏斗とパンフレットを見ていた。







「楽しそう!このスライダーとか!」







「意外と充実してるんだな」







それから9時まで並び、開くのを待つ。







9時になり、プールの中に入った。








「よし!テントもはれたし、私と桃音は着替えに行こっか!」







「俺と蒼で荷物見てるから」








「うん!奏斗ありがとう!!」








私は琴乃と更衣室に向かう。







「パーカー忘れてない?」







「もちろん!琴乃とオソロで前に買ったやつ!」







「あ、一緒!私もそれ持ってきたー」







去年の秋頃にかった薄生地のパーカー。







1年の時にオソロで買ったものだ。







「やっぱり似合ってる!琴乃ビキニにして正解だよ!すっごく可愛い!」







「桃音もすっごい似合ってるよ?可愛い!」








「ありがとう!」







パーカーを羽織ってテントのところまで戻る。









ううーなんか緊張してきた…。
ビキニと服タイプの水着ってこんなに気持ちが変わるものなの!?








「ただいま〜」







琴乃は平然に戻っていく。
ひぇぇ!?無理無理無理!








「桃音?ほらはーやーくー!」







琴乃に引っ張られて2人の前へ。








「琴乃も桃音ちゃんも似合ってる!な?奏斗!」








「うんすごい似合ってる」







奏斗に似合ってるって言われたことにより顔が赤くなるのがわかる。







「よし、じゃあ俺らも行くか」








奏斗が立ち上がる。







「そだなー!行ってくるわ〜」







そうして私たちは、交代して今度は荷物見係になった。