「桃音、お疲れ様」
それからあっという間に放課後になって、
私は奏斗のクラスに行った。
「奏斗、来て欲しいの」
「ん?どしたんだ?」
「横山くんが話があるって…」
そう言うと奏斗はすぐに分かったようで、
「わかった」
そう答えてくれた。
「ありがとう来てくれて」
先程の場所には横山くんの姿があった。
「また、桃音と俺のことか?それなら…「違うよ。それはもう大丈夫。悪かった」」
「俺はお前に当たってた。八つ当たりしてただけだ。ほんとにすまない。」
そう言って、頭を下げる横山くん。
その姿がほんとに悲しげで…私は何も言えずにただ見つめていた。
「あの時は俺もただ暴れてたガキだったし。別にいいけど、桃音はもう巻き込むなよ」
「あぁ、わかってる」
「じゃあな」
そう言って、横山くんが立ち去ろうとする。
何か言わないと!そう思った時、
「あいつ、お前のこと好きだったぞ」
奏斗が横山くんにそう言った。
「何言ってるんだよ。情けはいらないよ」
「あいつ、俺が抱いた時こう言ったんだよ。翼、ごめんねって。」
「は?」
「花口に聞いてたか?」
「な、何をだよ」
「病気のことだよ」
奏斗がそう言うと横山くんは目を見開いて
「何ふざけたこと言ってんだよ。病気?有り得るわけないだろ!?」
「俺はあのころ女遊びが激しかった。そんなある日花口に声をかけられた。抱いて欲しいと。その理由は、お前とわかれる口実を確実にするためだと、そう言った。」
「な、それって…」
「お前、交通事故で亡くなった知らせを聞いたあとどうせすぐに電話切ったんだろうけど、花口のご両親に聞けばわかる。心臓病で治る確率はほぼゼロに等しい難病だったってことがな」
「そんな…そんなことって…」
「横山が好きだということを分かってたからあいつは別れを選んだ。そういう事だよ」
奏斗が悲しげにそういうと、横山くんは、
「あいつは…そういつやつだな…」
と言って1粒涙を流して、
「ありがとうな、奏斗」
そう言って、去っていった。
「お前は昔から手がかかるよ」
そう小さく奏斗も呟いていて、
友達だったんだなって悟った。
「奏斗、ありがとう」
「俺はただ話したいこと話しただけだよ」
「奏斗」
私は奏斗に抱きついた。
「随分甘えただな」
と笑ってくれた。
「奏斗と出逢えたこと、再会できたこと、ほんとに奇跡なんだね」
私は弥生さんの話を聞いて、本気の愛は別れるという選択もあることを知った。
それと同時に今の時間がほんとに愛しい大切なものだということも。
「そうだな」
そう言って、奏斗は私にちゅっと触れるキスをして
「一生離れるなよ、桃音。何があってもお前は俺と一緒にいろよ」
と言ってくれた。
「うん!」
私は頷いて奏斗に抱きついた。
本気だから恋は実ると嬉しい。
本気だから恋は実らないと悲しい。
本気だから恋は運命によって引き裂かれる。
本気の恋は一筋縄でいかない難しいもの。
本気で無くしたくない。そう思えるのもまた、本気の恋だからなんだろうな。
それからあっという間に放課後になって、
私は奏斗のクラスに行った。
「奏斗、来て欲しいの」
「ん?どしたんだ?」
「横山くんが話があるって…」
そう言うと奏斗はすぐに分かったようで、
「わかった」
そう答えてくれた。
「ありがとう来てくれて」
先程の場所には横山くんの姿があった。
「また、桃音と俺のことか?それなら…「違うよ。それはもう大丈夫。悪かった」」
「俺はお前に当たってた。八つ当たりしてただけだ。ほんとにすまない。」
そう言って、頭を下げる横山くん。
その姿がほんとに悲しげで…私は何も言えずにただ見つめていた。
「あの時は俺もただ暴れてたガキだったし。別にいいけど、桃音はもう巻き込むなよ」
「あぁ、わかってる」
「じゃあな」
そう言って、横山くんが立ち去ろうとする。
何か言わないと!そう思った時、
「あいつ、お前のこと好きだったぞ」
奏斗が横山くんにそう言った。
「何言ってるんだよ。情けはいらないよ」
「あいつ、俺が抱いた時こう言ったんだよ。翼、ごめんねって。」
「は?」
「花口に聞いてたか?」
「な、何をだよ」
「病気のことだよ」
奏斗がそう言うと横山くんは目を見開いて
「何ふざけたこと言ってんだよ。病気?有り得るわけないだろ!?」
「俺はあのころ女遊びが激しかった。そんなある日花口に声をかけられた。抱いて欲しいと。その理由は、お前とわかれる口実を確実にするためだと、そう言った。」
「な、それって…」
「お前、交通事故で亡くなった知らせを聞いたあとどうせすぐに電話切ったんだろうけど、花口のご両親に聞けばわかる。心臓病で治る確率はほぼゼロに等しい難病だったってことがな」
「そんな…そんなことって…」
「横山が好きだということを分かってたからあいつは別れを選んだ。そういう事だよ」
奏斗が悲しげにそういうと、横山くんは、
「あいつは…そういつやつだな…」
と言って1粒涙を流して、
「ありがとうな、奏斗」
そう言って、去っていった。
「お前は昔から手がかかるよ」
そう小さく奏斗も呟いていて、
友達だったんだなって悟った。
「奏斗、ありがとう」
「俺はただ話したいこと話しただけだよ」
「奏斗」
私は奏斗に抱きついた。
「随分甘えただな」
と笑ってくれた。
「奏斗と出逢えたこと、再会できたこと、ほんとに奇跡なんだね」
私は弥生さんの話を聞いて、本気の愛は別れるという選択もあることを知った。
それと同時に今の時間がほんとに愛しい大切なものだということも。
「そうだな」
そう言って、奏斗は私にちゅっと触れるキスをして
「一生離れるなよ、桃音。何があってもお前は俺と一緒にいろよ」
と言ってくれた。
「うん!」
私は頷いて奏斗に抱きついた。
本気だから恋は実ると嬉しい。
本気だから恋は実らないと悲しい。
本気だから恋は運命によって引き裂かれる。
本気の恋は一筋縄でいかない難しいもの。
本気で無くしたくない。そう思えるのもまた、本気の恋だからなんだろうな。
