sugar&bitter

ー奏斗sideー




「おいおい奏斗〜お前いつまで桃音ちゃんにくん付けで呼ばせるつもり?」







近くのファミレスで蒼と昼飯を食べてる時不意に言われた。







「いつまでって、そんなの気にしてなかった」








「考えてみろよー!俺のこともくん付けで呼んでくれてるんだぞ?彼氏って区切りないじゃん!」








「言われてみればそうかもしれねーけど、俺は桃音に無理してまで名前呼べなんて言うつもりねーよ」








好きって気持ちさえ分かり合えてればいいだろ?









そう青に返すと









「お前なー。考えてみろよ、そんなん俺が桃音ちゃんのこと桃音って呼ぶことと同じだそ?」








「は?同じじゃねーよ」








桃音って呼んでいいのは俺だけだっつの。









速水は別としてだけど。








「いや、そういうことになんの!だって、付き合ってないんだったらなんて呼んでもいいんだろ?」








「まーそうかもしんねーけど。」








「お前ほんとに一途の恋初めてなんだなー」








「うっせーよ!」








確かに本気な恋は初めてかもしんねーけど、それとこれとは関係ないだろ!








「とにかく!今日中にでも呼んでって言うことだな!俺は無理やり言ったけどなー」








「それでよく今の今まで速水と付き合えてんな」








「琴乃は押しに弱いからな〜」








帰ってからどういじめよっかな〜♪と楽しんだ声をだす蒼を見て、カップルだなって思った。








「名前ってやっぱ大切だし、言われた方が嬉しいしさ、桃音ちゃん優しい性格だし、呼んでって言ったら呼んでくれるって!」







呼んでなんて頼めるかって話だ。
男としてのプライド的にそれはなしだろ。







「俺のおすすめは不意にキスとかしてからお願いすることだな!」








「脳内スケベだらけだな蒼は」








「琴乃見てるといじめたくなるんだよ!奏斗もそうだろ?」







「まーそうだな」








そんな話をしながらご飯を食べ終え、蒼とわかれ、
俺は家に帰った。









どのタイミングで言おうか?








夜ご飯を食べ終え、部屋に戻りながら考えていた。








ガチャり








桃音が部屋に戻った音がした。








「しゃーね。蒼にバカにされたくねーし」








そうボヤいて俺は桃音の部屋に向かった。








まぁ一番の理由は桃音を独占したいだけだけど。







ー奏斗sideー 終