ー桃音sideー
「横山って案外独占欲強いのね」
学診が終わって、私は琴乃とカフェテリアに来ていた。
「横山くん言ってたんだよね。私が奏斗くんと釣り合ってないって」
あれ、どうゆうことなんだろう…
「そんなの、他人からじゃわからないわよ。でも奏斗のこと好きなんでしょ?好きなんだったら釣り合うも何ももう恋人なのよ!」
釣り合うって何よ!とパフェを頬張る琴乃。
「こ、琴乃さん。パフェ大きすぎません?」
「いいじゃん!桃音もほら、パフェきたんだから食べなさいよ」
「いやいや、私の頭通り越してるよ!?」
「桃音がおチビだからよ。ほら、美味しそうなパフェでしょ?」
確かに美味しそうなパフェだけど…
ま、いっか!
「いっただきまーす」
ん!これはとても美味!!
「で、どうしたの?まさか、横山に心移りましたなんて言わないよね?」
「な、何言ってるの!?そんなことありえない!奏斗君だけだもん。」
「なら心配しなくても大丈夫でしよ?」
「でも、やっぱり釣り合ってないと、やっぱりダメなのかな?何が足りてないのかな。」
「釣り合うなんて人から見た感想!客観的な感想なの。釣り合う相手なんてそうそう見つからないし、私だって蒼と釣り合ってるなんて思ってないから。」
「琴乃は釣り合った相手がいいと思う?」
「んなわけないじゃない!釣り合う相手なんて見つけるんじゃないの、自然に釣り合う相手になってるのよ!」
な、なるほど!てことは、
いつかは私も奏斗くんと釣り合う相手になってるのかな。
そうなってたらいいな、なんて思いながらパフェを食べる。
