ー桃音sideー
「どうしたの？奏斗くん」
「ほんと、好き。もう少しで理性飛ばされるとこだった」
「理性っ/////」
「照れすぎな」
そう言って頭を撫でる奏斗くん。
やっぱり奏斗くんは…したい？
そんな事考えていると自然にしゅんとした顔してたらしくて、
「どした？」
と奏斗くんが心配してくれた。
「違うの、奏斗くんはしたい？こういうことしたいのかなぁって///」
「したいとは思うけど…」
やっぱりそうだよね。
「待つよ」
奏斗くんはそう言ってくれた。
「桃音が心の準備できるまでずっと待つからさ離れるなよ」
そう言ってぎゅ〜っと抱きしめられた。
離れる？そんなのありえないよっ！
「待ってくれるの…？」
「当たり前だから。俺だって嫌われたくねーって思ってるの」
「ごめんね、私がこんなに弱虫で…」
「弱虫なんて思わねぇよそれが普通。誰にでも渡していいもんじゃねーの」
「うん！」
「じゃあ奏斗くん、約束しよう」
「ん？」
そう言って私たちはひとつ約束をした。
その日を2人で迎えられることを願って。
