ー奏斗sideー
まじで桃音はど純粋すぎて辛い。
涙目上目遣いも無意識でするし、
小柄なくせに胸でかいほうだし、
挙句に昨日なんてだきついてくるし…
俺はいつもの仕返し程度に桃音の体を弄んでたつもりだった。
でも、桃音の真っ赤に染まる顔、耳、全部に惹き付けられて気づいたら、
俺は服の中に手を入れてた。
桃音の声で我に返った俺。
その声ほんとやばいから//
心の中でそう叫んでいた。
俺は昔から女を抱くことにためらうことなんてなかった。
ただ俺自身の性欲処理のためだけだった。
でも今の俺は、桃音にもしかしたら嫌われるんじゃないか
そんなことに怯えている自分がいた。
ここまで本気になった女は初めてだ。
桃音が好き、いや、愛おしい。
いつか俺のモノになればいいなんて、
そんなことを考えていた。
ー奏斗sideー 終
