ただいま、1時間目の学活で




球技大会について話し合ってる途中。






この学校は5月の初めに球技大会がある。








「今年は男子はサッカー、女子はバスケに決まりました!」








クラス委員がまとめてくれる。









「バスケのチームは1クラス2チームなのでチームを決めます!」








2チームなんだ。バスケか〜!








運動は得意な方。








楽しみだな〜!








「チームを決めるので、男女別れて話し合ってください。」








「どうする?チーム分け。」







女子で話し合ってるけど、






なかなか決まらない。







「とりあえず、運動得意な子は別れて力を平等にきたらどうかな?」








琴乃の意見ナイスだ〜!








「それがいいと思う!」








私も賛同する。









「えー、もうくじ引きとか自由に決めたりで良くない?」







華ちゃんも意見を出す。









「それじゃあ、力がバラバラになるじゃない。」








「どうせ、球技大会なんて遊びよ?なに真面目に考えてるのよ。」








琴乃と華ちゃんの対立が始まる。









「いやでも、勝ちたいじゃん」








「勝つより楽しむじゃないの〜?」







「華の言う通り!楽しむための行事なのよ?勝ちなんてこだわらなくていいじゃん。」








椛ちゃんが華ちゃんの意見に賛同する。









「勝ちを狙うところに楽しみがあるんじゃん!」







琴乃も負けずと言い返す。








「ねぇ、桃音ちゃんはどっちがいいと思う?決めてよ!」







「え、私!?」








いきなりふられてびっくりした。








「私は琴乃の意見よりかな〜」









「桃音ちゃん、友達だよね?裏切るの?」









「いや、華ちゃんそれは関係ないよ?」









「桃音ちゃんは、私たちと仲いいじゃん?なんで琴乃ちゃんの意見によるかな?仲良くバスケしたいじゃん。」









それとこれは関係ないよね…?









「桃音の意見に口出さないでよ?これは、桃音が自分で決めてるの。友達でしょとか関係ないから。」









「見方が増えたからっていばられても困るんですけど〜。」









なんか、やばくなってきた。










キーンコーンカーンコーン








1時間目の終わりのチャイムがなり、







結局女子のチームわけは1時間じゃ終わらず






帰りのホームルームまでに決めておくようにとの事だった。








「桃音、ちょっとトイレ行くね。」









「OK!待ってる!」






この時、一緒に行けばよかったって






後から後悔することになるとは







この時はお互い思ってなかった。