好きが伝われ



ふぅっ。き、緊張。


でもしっかりしなくちゃ。
歩夏も普通に接してくれてる。

頑張らなくちゃ、私も。


10時50分に駅前につく。

「あ!紫衣。おはよ〜」

「歩夏…おはよう」

「へへっ、なーに普通にしてよ!」


歩夏は相変わらず…と言うより…うん。



「で?今日はなにするの?」

「か、買い物」

「うん、何買うの?」

「それはー、内緒かな」


私たちは駅の中のショッピングモールに行く。

地元の友達と遊ぶ時は、いつもここ使ってる。


食も、買い物も、困らない。
中学の時も、歩夏とこうやってここで遊んだなぁ。


「ここ!」

「懐かしい〜、中学の時みんな行くよねここ!」


中学の時によく行ったここ。

かわいい雑貨が多くてつい入っちゃう。
歩夏は見かけによらず、可愛いの好きだからここでよく買い物してた。


「これこれ」

私が手に取ったのは、運勢が上がる石。

まぁ、パワーストーンってやつ。


いかにも中学生が買いそうなやつ。

「え、これ?」
歩夏も少し笑って手に取る。


「そうっ。この黄色いヤツ」

私は2つ手に取って、レジに行く。



「2つも?どんな趣味ー?」

笑いながらレジまでついてきてくれる歩夏。

「1つだけラッピングしてください」


店員さんは丁寧に可愛いラッピングをしてくれる。



買い終わって、次は…


「次は、ここです」

「行くと思った、いつもここだもん」


私と歩夏が二人で遊ぶ時によく使う喫茶店。

安くて、中学の時の私たちにも利用出来た。