キミに好きって言えなくて。





えっ…待って!?



今、俺ん家って言った…???




こう見えて、私は綾瀬の家には1度しかお邪魔したことがない。



それも、中2の夏、

学校帰りに遊びに行くのに、珍しく財布を忘れた綾瀬が『暑いから入れば?』と一瞬上がった程度




なのに、急に…!?



心の準備が出来てないんですけど…。




そう思いながらも歩き続ければ着くのは当たり前で…




「ほら、上がれよ」



なんて目の前で綾瀬が玄関の扉をあける。




「……おじゃましまーす。」



私がおそるおそる入ると横からクスクスと笑い声が聞こえた




「別に親いねぇから、

そんなビビんなくていいって」




綾瀬はそう笑うけど、私にはどっちにしても大問題なんですけど…!!




なんて思いながら、綾瀬の後ろをついて行くと、

高校生男子とは思えない片付いた部屋に案内された




あぁー、なんか懐かしい。



ちょうど3年前に見た部屋と同じだ…。




モノトーンでかっちりとしているようで、小物やカーテンをブラウンでまとめた、

センスのいい部屋