「うえーん💦」

初めて会ったとき、彩華は泣いていた。

俺たちは5歳だった。

多分、彩華は覚えていないだろう。だって俺は、すごく太ってたから。


でも、俺は彩華を優しく撫でた。

「遥君?」

彩華は俺を遥君と読んでいた。なのに今は、

「遥斗君」

そう彼女は呼んでくる。もう、覚えてないよなぁ?彩華。