「侑子ちゃん、お待たせ!」
「いえ大丈夫です」
「それじゃあ行こっか。今日行くとかさぁチーズケーキが美味いんだよぉ」
なんだか先輩は少年のような顔をした。昨日は凛々しかったのに。

「なんか俺の顔、変??」
「いえ...っ!別に」
とっさに顔を背けた。なんだか私は昨日からおかしい。

カフェはこじんまりとしていたが、店内は落ち着きのある感じ。キャーキャー騒ぐ学生もいないし案外、というかかなり気に入った。
「俺チーズケーキとコーヒー、侑子ちゃんは??」
「私も同じもので」
「おっけー、すみませーん」