部屋に戻ると同室のやつらが出迎えてくれた。

「お、戻ってきたか」
「どうだったか」
「誰が相手だったよ」

 口々に色々聞いてきやがった。

「園田だよ」
「えっ!?園田ってあの園田か」
「マドンナの事か!」

 やっぱりこうなった。相手がを隠したら逆に怪しまれるしな……

「マドンナが相手だからなんかあったんじゃねぇのかぁ?」
「特に何もなかったぞ」
「えーホントかよ」
「本当だ。俺は疲れたからほっておいてくれ」

 俺は部屋の隅で横たわった。