だから私が必要だったのかと妙に納得してしまった。

「そうですね、概要はなんとなく理解しましたので、私が実質的にやるべき事を教えていただけると助かります。」

4人からの視線に怯みつつもなんとか逢坂主任に対峙する。

「え~でも~それ説明するのめんどくさいなぁ♪実際やりながら覚えてもらうんで良いよね?」

めんどくさいって……それはあんまりでは?
そう思ったものの私は頷くしかなかった。
周りでは松永さんと早川さんと加賀山さんが苦笑いしていた。