反射的に目を閉じる。 響くんの手が後頭部に回ると、優しく触れるだけだった唇が強く押しつけられた。 「ん……」 1ヶ月ぶりのキスは、触れるだけのものからむさぼるようなものへと、だんだん深くなっていく。 まだ不慣れなこともあって、うまく息を吸いこむことができないでいると。 時間をかけ重なっていた唇が、ゆっくりと離された。 「優しくするから……。いい?」 暗がりの中で、覆い被さったままの体制で私を見下ろす響くんの目は真剣そのものだった。