またまた……そんな見え透いた嘘を。
誰がどう見たって、卒アルの写真はブサイクなのに。
「それよりも、こっちこいよ満瑠。面白そうな番組がやってるぞ」
「面白そう?」
私のベッドに座る響くんのとなりに腰をおろして、テレビ画面に視線を投げた。
「ちょっと!待ってよこれ、心霊ものじゃない!?」
廃墟のホテルに初潜入、画面にとんでもないものが映りこんだ!ってさぁ!
「そうそう。まだホテルの入り口だから、これから面白くなってくるぞ〜」
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