「あれ、すっぴん……じゃねぇな。アイプチしてる?」



響くんのあとにお風呂に入り。

2階の私の部屋に戻ると、テレビを見ながらくつろいでいた響くんが残念そうな声をあげた。



「だ、だって恥ずかしいんだもん……」



私だってかなり悩んだんだよ。

響くんは私が一重だってことをしっているから、すっぴんを見せてもいいんじゃないかって。



だけど、やっぱり無理。

いくら響くんでも、そう簡単にすっぴんを見せられる勇気はない。



「別に目の大きさなんて気にしなくてもいいのに」

「するよぉ!だってほんとにブサイクなんだもん!」

「そうか?あの卒アルの顔だって、俺はブサイクとは思わなかったけどな」