「あ……うん。中学生のころは毎日やってたんだ」 放課後に、一緒に遊べる友達とかいなかったし。 もうゲームが友達のようなものだった。 「えっ……、ちょっ…!?」 急に響くんに、正面からガバッと抱きつかれた。 思いもよらない抱擁にびっくりしてしまって声もでない。 「ごめん。嫌なこと聞いた?」 「……ん?」 「だって辛そうな顔したから」 本当に響くんって、私のことならどんなに小さな変化でも気がつくんだな…。 私を抱きしめた理由を聞いて、さらに驚いた。