みんな、私の顔をみてブサイクだって、キモイって笑っていたのに?

なんにも思わない?



「そっ……そんなの嘘だ!」



誰がどう見たって、私はブサイクだ。

だって今まで、散々ブサイクだって言われてきたんだもん。



「嘘じゃない」

「私のスッピンがブサイクだから、がっかりしたんでしょっ…!」

「してないって。んもー……なんでそうネガティブなのかなぁ。ほら、こっちこいよ」



ぐいっと腕を引っ張られ、バランスを崩して倒れこみそうになったところを抱きしめられた。



「だって、過去の満瑠も今の満瑠も満瑠は満瑠だろ?」

「でも私っ……」

「言っただろ?満瑠のことなら、何でも好きになれるって」