「俺は満瑠とちょっとでも長く一緒にいられたから、今日はめちゃくちゃいい日だったなって思ってるよ?」

「え……?」

「今日は満瑠の笑顔もいっぱい見れたし。満瑠のこと、前よりももっと好きになった」

「……っ」



そんなこと……。

真剣な顔で言われたら、恥ずかしくて直視できない…。



でも、それは私も同じだよ。

今日は響くんの優しさにたくさん触れて、私も改めて好きだなって思ったもん。



「ん……あれ?なんかバイブの音聞こえてきません?」



私のスマホがなってる?

そう思ってショルダーバッグの中を覗いてみたけど。



私のスマホではないみたいだから、響くんのかな?