胸がキュン、と音をたてる。 「そ……、そそそそうですかっ!」 今朝の私はどうもおかしい。 甘い言葉に身体が反応してしまうのは、いつものことだけれど。 響くんとまともに、目を合わせることができなくなってる。 胸もドキドキなってるし、顔だって熱気を帯びている。 「どした?早く教室いこー」 「あ……う、うんっ」 また、目を背けてしまった。 私……。 自分でもビックリするくらい、響くんのことを意識してしまってる。