自分でも、驚くくらい九折くんとは素直に連絡先を交換できた。 それだけじゃなくて、話すときも最初から緊張なく話せた。 九折くんが明るくて人当たりが良くて、話しやすいから。 だから私は、彼のことはすんなり受け入れられたのだと思う。 「満瑠は響のこと、嫌いなんだもんね」 響くんのことなんて、きらい。 いじわるばっかりするから。 「……うん」 ラインのID教えてってしつこいし。 一緒に帰ろうってしつこいし。 嫌だって言っても、ぜんぜん引いてくれないんだもん。