女の子みたいな優しげな可愛い顔をしていて、高校生というよりまだまだ少年ぽさを残してて顔だけなら小学生にも見える。
まあ、こういう容姿だから私でも気安く話せてるんだけど。
「また、つばさ先輩しか見えてないんだろ。お前ほんと面食いだよな。アイドルの追っかけもいいけど、たまには友情も大切にしろよな」
「ごめんごめん、時田君も頑張ってね。応援してるから」
時田君のご機嫌を取るようにニコニコ笑いかけると、うんって小さく彼は言い、ちょっと満足げに笑ってくれる。
こういうところがなんか、弟みたいで素直なんだよね、時田君って。
「ちょっと、こっちきて蒼井」
彼は私をファンの集団から連れ出して体育館の入り口で声をひそめた。
「あのさ、あのグループにいたら、蒼井まで先輩たちから誤解されるよ」
まあ、こういう容姿だから私でも気安く話せてるんだけど。
「また、つばさ先輩しか見えてないんだろ。お前ほんと面食いだよな。アイドルの追っかけもいいけど、たまには友情も大切にしろよな」
「ごめんごめん、時田君も頑張ってね。応援してるから」
時田君のご機嫌を取るようにニコニコ笑いかけると、うんって小さく彼は言い、ちょっと満足げに笑ってくれる。
こういうところがなんか、弟みたいで素直なんだよね、時田君って。
「ちょっと、こっちきて蒼井」
彼は私をファンの集団から連れ出して体育館の入り口で声をひそめた。
「あのさ、あのグループにいたら、蒼井まで先輩たちから誤解されるよ」



