長文のメッセージと、写真が送られてきていた。

まずその写真に目を奪われ、鼻の奥がツンとしてくる。

一行めを読んですぐに、涙も溢れてきて視界がぼやけて文字も読みにくいくらいになってしまった。

アキちゃんが、自慢のロングヘアーをバッサリ切った写真。彼女は恥ずかしそうに写っていた。

「すずなへ

ごめんね、いつもいつも、意地悪ばっかりして、

バスケの決勝戦の日に、ほんとはすずなにこれまでのいろんなことを謝りたくて会いにいったのに、私は全然素直になれなくて。叩いてしまってごめんね。

転校のことも、私達はまた4人で陸上がやりたいって心から思っていたんだよ。

だけど、すずなの気持ちを無視して傷つけてごめんね。

あれから、吉木くんにたくさん叱られた。

中学の時、彼がすずなにとられるような気がして不安だった。