先輩の彼女にしてもらいました

俺にはよくわからなかった。どうして彼女みたいな子がこんなに追い詰められるほど、イジメられるのか。

彼女はその理由だけは、詳しくは教えてくれなかったけれど、きっと些細な誤解かなにかなんだろうなと、思った。

女子の世界も大変なんだな、桜からはこんな悩みは一度も聞いたことがないけど。

そういえば桜は俺にこんな風に悩みを打ち明けるなんてことはあまりなかったな。相談するのはいつも岳にばかりだった。

「あ、あとそれとあんまり気持ちを溜め込まない方がいいよ。友達とか親とか誰かに吐き出したほうがいいとおもうよ。
俺も、いつでも話くらい聞くから」

「ありがとうございます。先輩は優しいんですね」

「え、いやそんなことないって。俺バカだからたいして、いい解決策が思い浮かばないけど、話ならいくらでも聞けるから。
俺はさ、幼なじみの親友がいて、そいつにいつも相談して、いい答えに導いてもらってる」