先輩の彼女にしてもらいました

「クラスでなにかあったの?」

「あ、はい。私あまりクラスのみんなに馴染めなくて、ある人に嫌な事を言われて、でも言い返せない自分も悔しくて」

「そっか、大変なんだな。でもまだ新学期始まったばかりだし、これからいい方向に変わっていくかもしれないし」

それから、彼女の身の上相談というか友達との付き合い方とか、仲良くなり方とか、俺なりにアドバイスをしたのだけど、自分で言っててどれも的外れのようなことしか言ってあげれていない気がした。

だいたい、俺は彼女のような繊細なタイプじゃないし、そんな偉そうに相談に乗れるほど頭も良くない。

こんな時、岳ならちゃんと彼女の納得のいく答えをあげられるんだろうな。

「先輩、ありがとう。私頑張ります」

だけど、彼女は、俺の話にうんうんと嬉しそうに頷いてくれて、最後にはお礼まで言ってくれた。