心配で、彼女に顔を近づけて覗きこむと、ビクッとされて、顔を背けられた。
あ、今のいやらしかったかな?
「ごめんっ」
慌てて、彼女から離れる。そんなつもりはなかったけど、密着しすぎていた。
「もう、本当に大丈夫です。私たまにこんな風に息苦しくなっちゃうんです。でもつばさ先輩に会えたから、もう平気です。つばさ先輩を見ているだけで、私、嫌なことがあっても元気になれるから」
「・・・そ、そうなんだ」
彼女の視線が痛くて、俯いて自分の足元に目線を落とした。
そんなこと、言われても正直戸惑ってしまう。
俺はそんな神様みたいなやつじゃないから。
自分の今の気持ちにすらはっきり確信の無い半端な俺に
そんなに期待されても困る。
だけど、彼女が心配でたまらない。



