先輩の彼女にしてもらいました

明らかに体の具合が悪そうで、苦しそうに肩で息をしている。過呼吸に似た症状だ。

どうしたらいいのかわからなくて、急いで彼女の背中をさすりながら声をかけた。

「ゆっくり吸って、吐いて、ゆっくり、ゆっくり、落ちついて」

「・・せんば・・ごめ・・さ・」

苦しそうな彼女が俺の手をギュッと握る。
頬には涙が伝っている。

よほど苦しいのか握り返す手に爪を立てられて痛かったけど、それどころじゃない。

「大丈夫、大丈夫だから」

何度も繰り返しそう言うと彼女は、潤んだ瞳で俺をじっと見つめている。

可哀想に、こんなに辛そうにして。

彼女のそんな姿を見ているだけで、胸が潰れそうに苦しかった。

しばらくすると、呼吸が整ってきて彼女の頬が赤く染まってきた。

気づけば、出入口に2人で抱き合うようにへたりこんでいた。

「ありがとうございます。もう大丈夫です」

「ホントに?大丈夫?保健室いく?」