先輩の彼女にしてもらいました

彼女と昼休みに第2体育館で会ったのはその4日後だった。

その日は、俺1人で自主練していたけど、彼女が来そうな予感がして、早めに切り上げようとしていた。

自分のヘタレさに辟易してしまうけど、岳に相談しても、いい答えがでなかった。

「それは、お前自身が考えるべきことだろ。本気ならどうしたらいいか、どう選択すべきか自然とわかるはずだろ」

目を瞑って、岳の冷たいアドバイスを思い出す。

岳、俺は普通にバカだから、わからないんだよ。

いつものように、答えてくれよ。

目を瞑ったままで、センターラインの外から軽く跳ねてボールを放つ。

バシュッ

いい音だ、俺の勘は今日も冴えてる。

ハッとして後ろを振り向くと、あの夢子ちゃんが入り口の壁に手をついて立っていた。

やっぱり、そろそろ会えるような気がしてたんだ。

一瞬、どうしょうかと躊躇したけど彼女を見て、驚き急いで駆け寄った。

「どうした?大丈夫か?」