「……。」



ハナはぎゅっと目を瞑っている。
ハナの胸に手をやろうとした。
意識は朦朧だった。





「…グラウンドの優ちゃんを見てた。」





ハナが小さく震えた声で俺に言う。





「…え?」





手が止まる。







「…最初は気にもしなかった。
でもいつもあそこにいると
どうしても見入ってしまうの。」



「…なんで?」








「…凄く綺麗だったから…。」