色んなことを話しているうちに家の前に着いた。


「じゃあね、紫苑。」


そう言って家に入ろうとする私の腕を紫苑が引っ張った。

「うわ…!どうしたの?」


「あんな、俺お前に言いたいことあってん。」


真っ直ぐ目を見てくる紫苑に私も目を逸らせない。

「あの…実はな…」
「お前ら何してんの?」