「僕、大きくなったら陽茉莉ちゃんと結婚する。」


「陽茉莉も!玲音くんと結婚する!」



そう言って玲音くんは私の薬指にシロツメクサの指輪をはめてくれた。

満天の星空が広がる夜空の下で私たちは指切りげんまんをした。


『ずっと、一緒だよ。』

まだまだ子供だった私たちにはきっと叶うはずの約束だと思ってた。

玲音くんからあの言葉を聞くまで。