神涙月-かんなづき-

そう意気込んでいたけど

いざとなったら勇気が出ず

気付けば卒業式も写真撮影も終わり

みんなが帰っていく時間になった。




「ゆいー帰ろうぜ」

いつものようにしゅうが私の席に来た。

「う、うん」

私は手紙ことで精一杯でしゅうの顔がまともに見られなかった。



「ゆい?どうかした?」

そう言って顔を覗き込んできた

しゅうと目が合って

私は心の奥がキュとなった。





好きって伝えたい





心の底からそう思った。